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逆さ富士、ダイヤモンド富士、赤富士…

      2015/02/26

逆さ富士、ダイヤモンド富士、赤富士…日本一高く堂々とそびえる富士山は、まさに日本の象徴であり、悠大さと稜線から感じる優美さだけでも素晴らしいですが、四季折々の自然現象の中でさらにその美しい姿をあらわしてくれます。

逆さ富士、ダイヤモンド富士、赤富士などは有名で、誰でも一度は耳にしたことはあると思いますが、奇跡的な諸条件の組み合わせによるからこそ、希少でありながら多彩な顔の富士山をみることができるのです。

逆さ富士と呼ばれるものは、湖の水面に映る逆さの富士山です。ダイヤモンド富士は太陽が富士山の山頂に重なり、ダイヤモンドのような光を放ちます。これが月だと、パール富士と呼ばれます。また、ダイアモンド富士やパール富士が湖面に逆さ富士として映ると、それぞれダブルダイヤモンド富士・ダブルパール富士と呼ばれます。

よく見られる山肌が青い富士山が青富士に対し、赤富士は夏の朝、朝日に染まった朱色の富士山のことで、紅富士は季節が変わり、雪で覆われた富士山の山肌を朝日で照らされ染まった富士山をあらわしています。

富士山の影が雲海などに映ったものを影富士、影の映りで富士山が二重に見えると二重富士、虹が架かると虹富士、雲の上に浮いているように見えると浮き富士、笠雲とレンズ雲を伴い、雲の傘をかぶったように見える風景を笠雲といいます。

いろいろな顔を持つ富士山を遠くから眺める楽しみもさることながら、現実的に登れるということは、もっと魅力的なことなのかもしれませんね。

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